『大渕遺跡4次調査』 (松山市大山寺町)で遺跡の発掘調査を行いました。( 終了しました。)
本調査地は、松山平野北西部、石手川扇状地北方の沖積低地上の標高3.1mに立地し、松山市埋蔵文化財包蔵地『No.173 大渕遺跡』内に所在します。周辺の遺跡として、南側に大渕遺跡1次調査(現 松山市立北中学校)、大渕遺跡3次調査(現 市営三光団地内)があります。大渕遺跡1次調査では、縄文時代の終わり頃(晩期)から水稲耕作が始まっていたことを証明する遺物が出土しています。大渕遺跡3次調査では、弥生時代から中世にかけての生活関連遺構が検出されています。 以上のことから、本調査地においても縄文時代から中世にかけての生活関連遺構の広がりが予想されます。